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日本精神を鼓舞する作風だった画家は、戦後に身の置き所がなくなる―カズオ・イシグロ『浮世の画家』 - ブックワームのひとりごと
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日本精神を鼓舞する作風だった画家は、戦後に身の置き所がなくなる―カズオ・イシグロ『浮世の画家』 - ブックワームのひとりごと
あらすじ・概要 戦中、日本精神を鼓舞する作風で評価を得た画家の小野。しかし戦後の社会では、小野は息... あらすじ・概要 戦中、日本精神を鼓舞する作風で評価を得た画家の小野。しかし戦後の社会では、小野は息苦しい生活をしていた。娘の縁談は破綻になり、かつての弟子たちや娘婿からは冷たくされる。小野は、かつての自分を回想しながら、今生きている日本で身の置き所を求めて迷走する。 惑い、憂い、希望と絶望、夢の中のような作品 怖い本だった……。何よりラストの展開にひっくり返ってしまいました。あの言葉でこの本のこと何も信じられなくなりました。一体だれが本当のことを言っていたんですか? 何が嘘なんですか? 『日の名残り』と手法は似ているけれど少し方向性は違います。作品の本題として描かれているのは小野の言い訳や懐古、それでもこの今で生きていかなければならない絶望と希望です。小野が信頼できない語り手であると同時に、周囲のキャラクターも信用ならない存在として描かれています。 国粋主義な社会を絵によって肯定した小野が