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テロと感染病の蔓延により、リアルに接触する機会が激減した未来を予言的に描き出したネビュラ賞受賞作──『新しい時代への歌』 - 基本読書
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テロと感染病の蔓延により、リアルに接触する機会が激減した未来を予言的に描き出したネビュラ賞受賞作──『新しい時代への歌』 - 基本読書
新しい時代への歌 (竹書房文庫) 作者:サラ・ピンスカー竹書房Amazonこの『新しい時代への歌』は、本邦で... 新しい時代への歌 (竹書房文庫) 作者:サラ・ピンスカー竹書房Amazonこの『新しい時代への歌』は、本邦では初紹介となる作家サラ・ピンスカーの長篇にして2020年度のネビュラ賞受賞作である。本作、日本でこうして邦訳作が刊行されるまえからすでにかなりの話題作となっていたが、その理由は、現在のコロナ禍を見通していたかのような本作の内容にある。本作が刊行されたのは2019年のことなのだけれども、その中で描き出していくのは、テロと感染症の影響によって、人々が大勢で集まることが禁止され、対面接触が極端に減少した少し未来の世界なのだ。 この世界では、健康な人間も一気に死に至る可能性のある感染病の蔓延とアメリカ全土の施設に向けた大規模な爆破テロがほぼ同時期に重なってしまい、それ以前と以後では「前時代(ビフォー)」、「後時代(アフター)」と呼称されるほど社会の在り方が異なってしまっている。アフターの世界