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“情報化時代”に追いつけるか? 審議が進む「新常用漢字表(仮)」: 第1部 漢字小委員会の考え方と審議状況第3回 「読めるだけでいい漢字」の区分をめぐる応酬
● 「若い人」への懸念 最初の回の冒頭で、漢字小委員会での審議のことを「彼等は必死に抵抗しようとして... ● 「若い人」への懸念 最初の回の冒頭で、漢字小委員会での審議のことを「彼等は必死に抵抗しようとしている」と書いた。そして抵抗の相手こそが「情報化時代」なのだと。では実際の審議ではどのように話されているのか、委員達の声に耳を傾けてみよう。(※肩書きは発言当時のもの、以下同じ) ・我々は携帯電話の機能の中でも、しゃべることで意思伝達をする方ではなくて、メールの部分を考えなければいけないと思うんです。(中略)そこにおける危険というか、多分、我々が共通に危惧していることは、先ほどから御意見が出ているように、例えば一つの言葉にしても、その言葉の持つ背景とか、意味とか、あるいは書き順も含めてですけれども、そういうことを全く知らないままに、どんどん親指でボタンをプッシュすることだけで使いこなしてしまうということではないかと思うんです。(第7回/松岡和子委員/翻訳家・演劇評論家)[*1] ・今、漢字とい
2008/06/25 リンク