クレジットカード情報の漏えい事故の責任 東京地判平26.1.23判時2221-71 - IT・システム判例メモ

クレジットカード情報が漏えいしたことについて，ウェブサイトの保守事業者の責任が問われた事件。 事案の概要 XはYに対して，平成21年2月4日，Xのウェブサイト（本件ウェブサイト）のウェブ受注システム（本件システム）の導入を合計約900万円で発注した。本件システムは，EC-CUBEをカスタマイズして開発された。Yは，本件システムを完成させ，平成21年4月頃に検収を受け，同月15日から本件ウェブサイトが稼働した。XとYとの間では，何度も発注が繰り返され，代金合計は約2000万円に上った。 その後，XとYは，本件システムの利用を毎年更新した。Yは，Zとの間でサーバ利用契約を締結し，Zが設置したレンタルサーバ（本件サーバ）に本件システムのデータを保存していた。 平成22年1月に入り，YはXの依頼を受けて本件システムを変更し，顧客のクレジットカード情報（カード会社名，カード番号，有効期限，名義人，支

[akasata]

こちらも詳しい

[mkusunok]

クレジットカード情報をはじめとする個人情報が漏えいする事故は後を絶たず，必要なセキュリティ対策をとっておかないと，「重過失」と認定される危険

[mabots]

SQLインジェクション対策をとっていなかったことでクレジットカード情報が漏えいしたことについて債務不履行とされた

[red_snow]

うーん。。。

[urouro_n]

“SQLインジェクション対策をとっていなかったことでクレジットカード情報が漏えいしたことについて債務不履行とされたこと”

[szks]

SQLインジェクション対策をするのは開発者として当然で、漏れがあったのなら重過失、という妥当な判断。過失相殺についてはちょっと納得いかない。

[OKETA]

クレジットカード情報の漏えい事故の責任　東京地判平26.1.23判時2221-71 - IT・システム判例メモ