エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
古典への招待 【第10回:『霊異記』の多面的な世界】
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
古典への招待 【第10回:『霊異記』の多面的な世界】
作品の時代背景から学会における位置づけなど、個々の作品についてさまざまな角度から校注・訳者が詳し... 作品の時代背景から学会における位置づけなど、個々の作品についてさまざまな角度から校注・訳者が詳しく解説しています。 『日本霊異記』(以下『霊異記』と略称)は平安初期、延暦~弘仁の時代に生きた南都薬師寺の僧景戒(きようかい)の編した仏教説話集である。しかしこの説話集は編者景戒が単に知的に説話類を蒐集したお話集といったものではない。この説話集は一見そうは見えても、事実は景戒の人生において感動し共鳴を禁じ得なかった条々を書き記したもの、いわば景戒の赤裸々で生々しい人生観に裏づけられたもの、景戒の体臭さえ感じさせる説話集であるとして見るべきである。単に三冊の紙数を満たすために感動もなく寄せ集めたものと見てはならない。もっとももっぱら人生観を独白した書ではなく説話集であるから、複雑多面のものとして観察されるべきである。 またこの説話集は景戒が寄り集まった聴衆に語りかける話の種を集めたものでもあったと