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江戸幕府に最高の贅沢を提供した、加賀藩の氷室。 - 金沢について
加賀藩が幕府に献上した、夏の氷。 暑い季節に冷たいかき氷やアイスを楽しむのは、とても贅沢なひと時で... 加賀藩が幕府に献上した、夏の氷。 暑い季節に冷たいかき氷やアイスを楽しむのは、とても贅沢なひと時です。現代社会では誰もが気軽にこのような贅沢を楽しめますが、今から400年前、江戸時代では真夏に氷など夢のようなことでした。当時加賀藩は、この夢のような贅沢を徳川将軍に味わってもらおうと、冬に降った雪を江戸に届けていました。大寒の時期に、特別に設けられた氷室蔵と呼ばれる貯蔵庫に雪を詰め、半年ほどたった旧暦の6月1日にこれを取り出して、江戸幕府に献上していたのです。 加賀から江戸をわずか4日間で駆け抜けた、加賀飛脚。 藩政期の記録を見てたいへんに驚かされるのは、この氷がわずか4日間で江戸まで届けられたことです。当時、加賀藩から江戸までの道のりはおよそ480km。この距離を、加賀飛脚と呼ばれた人たちが、走りぬけて氷を届けていきました。ちなみに当時使われていた下街道と呼ばれる長野経由のルートは、現在の
2022/01/30 リンク