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「お前その単語使いたいだけちゃうんか」と言いたくなる桃太郎 - 今にも崩れそうな本棚の下で
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「お前その単語使いたいだけちゃうんか」と言いたくなる桃太郎 - 今にも崩れそうな本棚の下で
むかしむかし、あるまなざし村に、キモくて金のない陰キャのおじいさんと、グッドルッキングなおばあさ... むかしむかし、あるまなざし村に、キモくて金のない陰キャのおじいさんと、グッドルッキングなおばあさんが、ほっこりと暮らしていました。 ある日、おじいさんは山へ柴刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました。 それは、日々繰り返される一時的なディアスポラ。 おばあさんが川で洗濯をしていると、川の上流から、インスタ映えするファビュラスな桃が流れてくるのに気付きました。 桃に気付けたのはセレンディピティのおかげです。 大きな桃にセンス・オブ・ワンダーを感じたおばあさんは、おじいさんの意思を忖度してこれを持ち帰りました。 家に帰ってから桃を割ってみると、中から元気な男の子がスピンアウト。 子どもに恵まれずルサンチマンを抱えていたおじいさんたちは、この僥倖に「ジェネリック代理母だ」と大喜びです。 「桃から子どもが生まれた」というパワーワードにちなみ、子どもは桃太郎と名付けられました。 第四の壁を破っている