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参与観察法(さんよかんさつほう)とは? 意味や使い方 - コトバンク
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参与観察法(さんよかんさつほう)とは? 意味や使い方 - コトバンク
社会調査の一技法。社会調査におけるデータ収集の方法には、調査票を用いる方法、観察法、自由面接法、... 社会調査の一技法。社会調査におけるデータ収集の方法には、調査票を用いる方法、観察法、自由面接法、テスト法などがあるが、参与観察法は、研究者自身が調査対象となっている地域社会や集団に参加し、その成員としての役割を演じながら、そこでの事象を多角的な側面にわたり長期的に観察・記述する観察法の一つである。この方法は、研究者と著しく文化様式が異なり、構造のおおよそすらもつかめない地域社会や集団の実態をうかがい知る場合に、とくに有効性を発揮する。標準化された調査法は、調査対象の実態が漠然とであれ予想できる場合にのみ用いることができるからである。また、調査対象者が観察されていることをとくに意識せずにすむため、対象者の内面まで探ることが期待でき、事象を調査対象者自身の意味に即して把握することができる。しかしその反面、研究者が長期間にわたって調査対象とともに生活をすることが必要であり、さらに、対象との深いか