古流(コリュウ)とは？ 意味や使い方 - コトバンク

１ 昔からの古い方式、慣習。古風な流儀。 ２ 生け花の一派。江戸中期に一志軒今井宗普いまいそうふが創始。多くの分派を生む。 〘 名詞 〙① ( 形動 ) 昔から伝えられている方式。古風な慣習。古い流儀。〔日葡辞書（1603‐04）〕[初出の実例]「客が来いでも吉原じゃと、古流(コリウ)の角(かど)を崩さぬやうに」(出典：滑稽本・風来六部集（1780）里のをだ巻評)② 茶道の一派。千利休が改革する以前の古い流儀。[初出の実例]「おらが若旦那にほれるとは、千家かこりうか遠州かしらぬが、とんだ茶人だ」(出典：黄表紙・江戸生艷気樺焼（1785）上)③ 生花の一派。江戸中期、宝暦・明和（一七五一‐七二）の頃、江戸で一志軒今井宗普が創始し、その弟子松応斎安藤涼宇、次いで松盛斎関本理遊が発展させたもの。江戸時代には諸派があったが、現在のものは一志軒の系統を継ぐ。[初出の実例]「当時流布の流義は千家古流、