捨扶持(ステブチ)とは？ 意味や使い方 - コトバンク

〘 名詞 〙① 江戸時代、由緒や功績のある家の老幼・婦女・廃疾者などに恵与として与えたわずかな給米。[初出の実例]「捨扶持の角(かど)を見せけり庭の桃〈為百〉」(出典：俳諧・白馬（1702）上)「お家へ対して大忠臣、その功に免じ、捨扶持(ステブチ)にても遣はし」(出典：歌舞伎・蝶鶼山崎踊（1819）三幕)② 役にも立たないものに与える扶持米や生活費。捨知行(すてちぎょう)。[初出の実例]「英治さんも一旦平重役に退いて、暫らく捨扶持(ステブチ)で暮すんですって」(出典：武蔵野夫人（1950）〈大岡昇平〉一一)

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“　役に立たない者へ捨てるつもりで与える給料や生活費。　”　　　　/

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役に立たない者へ捨てるつもりで与える給料や生活費。「―で雇っておく」