【小説】『宙ごはん』を実質無料で読む方法「愛を考えさせられました。」 - 埼玉ろぐりおん

<レビュー> 読み応えがありました。人は皆、色々な事情がある。けれど、それをいちいち説明しながら生きているわけではない。宙も、ママも、花野さんも、そして、マリーに遠宮くんに、ヒロム君。作者が伝えたいことを１冊の本に描くために、複雑な家庭環境の人ばかりだけどｗ、加害者と被害者、被害者の謝罪は自己満足であり、暴力でしかない。花野さんの言葉が、とても印象的でした。 なにかつらいことがあっても、苦しいなと思うことがあっても、おいしいごはんで心を少しだけ回復させてあげることの大切さに気づく。お腹が少し満たされると少しだけ前を向く余裕がうまれる。最近そんなことを考えていたから、宙ごはんを再読したくなったんだろうな。大好きです。 ほんわかした話かと思いきや、優しいだけではない、読み応えのある物語だった。時間の経過とともに、周囲との関係性が変わっていくのがよかった。小1でボロネーゼって言葉は知らないと思う