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独り暮らしの母犠牲「悔やみきれない」駆けつけた息子、手縫いの品見つめ 福島・本宮 | 毎日新聞
「手先が器用なおふくろで、私も手伝わされた」。パッチワークで作ったこたつのかけ布団を広げる鈴木教... 「手先が器用なおふくろで、私も手伝わされた」。パッチワークで作ったこたつのかけ布団を広げる鈴木教夫さん=福島県本宮市本宮で2019年10月15日午前11時19分、寺町六花撮影 台風19号で阿武隈川が氾濫するなどして多くの住宅が浸水した福島県本宮市では15日朝、78歳の女性の遺体が見つかった家屋で、泥だらけの畳や家電製品を外に運び出していた男性がいた。相模原市の介護士、鈴木教夫(のりお)さん(52)で、女性は1人で暮らしていた母幸子さん。近年は疎遠になっていたという母の思い出の品を手に取りながら、「悔やんでも悔やみきれない」と肩を落とした。 棚が倒れ、畳がめくれ上がった室内に、衣装ケースがあった。開けてみると、母が家族のために編んだ色とりどりのセーターがしまってあった。「沈まなかったから、きれいな状態なのかな」。相模原市の自宅にも母が編んでくれた茶色のセーターがある。鈴木さんは「セーターが買
2019/10/16 リンク