「恵まれた」人間は、社会批判をする資格がないのだろうか - Sound and Fury.::メルの本棚。

大正時代の有島武郎とか、その周辺の文学者、すこしあとだと太宰治のような文学者たちの苦悩は、現代でもすこしも解決されていないのだなあと思う。 たとえば、幸か不幸か「恵まれた」*1環境にいる人がいるとする。そして、彼らがいくらプロレタリアの階層のために、社会変革を求めても、貧しい人たちから「なんだよ、お前ら恵まれてんだろ」といわれて相手にされない。「お前らに、貧乏人の生活がわかるか」と言われるのが落ちだ。そういわれると、たまたま「恵まれて」しまっている層の人間は、何も言えなくなる。真面目な人は、自分が恵まれていることに「罪」の意識なんか感じてしまったりするだろう。たまに、「恵まれた」生活を一切捨てて、ホームレスになってしまうという選択する人もいて、それはそれですばらしい決断だと思う。が、しかし、「恵まれた」環境を捨てなければ、理想社会を追い求められないというのはどうなのか。 問題は、「恵まれた

[webmarksjp]

社会

[ushiwatat]

僻み根性―なんにせよ恨みつらみは拭いがたい。不信感の起源は？ またサバルタン論との関連。|では果たしてプロレタリアは真の「現実」を語っていると信じられる根拠は何なのだろうか。|

[mojimoji]

を考える上で大事な論点。

[mizukik]

上から見下ろすだけの「恵まれた」人間があまりにも多いなら全部まとめて「資格がない」と言ってしまっても大した問題ではないのかも。

[Wafer]

まさに「同情するなら金をくれ」である。

[mahal]

資格がないとは思わないけれど、恵まれた人間が恵まれない人間の立場に立つのは言うほど簡単ではないってだけでは？あと、ある程度「実践」で説得力を示すとか要るのかも。

[kasaya]

負の感情についてわかったつもりしてるだけのように見える人にいらだつ。

[dhalmel]

これに類する理由で読書感想文にダメ出し食らったことはある

[takeishi]

結論：無い。

[memoclip]

僻み、心の動きはなくなったほうがいいのか

[morutan]

赤木さん問題とかかなぁ。ってか、ぼくも批判される側だな。。

[kumojuza]

そういう対立はいつも繰り返されてるし、恵まれていない人間が反発する気持ちも分かるが、社会を改良したいのなら、似た意見を持つ恵まれた人間を利用する（共闘する）ズルさと図太さが必要。

[sampaguita]

批判や改革を口にすることを「分け前を要求するための行為」と考えているとか。というか立場で発言が制限されるなら政治家は庶民のことを考えなくていい（というよりその資格がない）となりそうな。

[primafluegel]

"「恵まれている」階層の人間の言葉は、現実から離反していると批判されてしまうのだ"

[suVene]

立ち位置による前提条件についての考察

[skznight]

"発言の「立ち位置」が問われる。そして、「立ち位置」によって、発言の真偽が判断されてしまう。そして、不思議なことに常に「現実」に近いと言われるのは、「恵まれていない」人間の言葉なのである。"

[p_shirokuma]

本当の意味で「恵まれない」人間は、社会批判をする資格があろうとも能力がない。資格があればあるほど能力が無い傾向が強い、という点に注意しなければならない。

[mappue]

発言の「立ち位置」

[sasashin]

元ヤンの教師、とか目撃ドキュン！とか、まあそんな感じよね、と。

[SeiSaguru]

「恵まれた」人が「恵まれた立場」から見下ろして「恵まれない立場」を語るから起こることかも…？

[paulownia]

確か関連しそうな話がフランス革命か何かであった気がするな〜