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電気グルーヴ『TROPICAL LOVE』KenKenらが参加 70~80sエレクトロ・ディスコやテクノ・ポップ愛が噴出した新作 | Mikiki by TOWER RECORDS
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電気グルーヴ『TROPICAL LOVE』KenKenらが参加 70~80sエレクトロ・ディスコやテクノ・ポップ愛が噴出した新作 | Mikiki by TOWER RECORDS
30年近くも活動を続けているとマンネリ化しそうなものだけど、やはりこの2人は底が知れない。むろん今回... 30年近くも活動を続けているとマンネリ化しそうなものだけど、やはりこの2人は底が知れない。むろん今回のニュー・アルバムも70~80年代のエレクトロ・ディスコやテクノ・ポップ愛がそこかしこに噴出していて、その意味で近作と大きな違いはないが、この弛緩ぶりは何だ!? KenKenのチョッパー・ベースが牽引する“人間大統領”のように押しの強い曲もあるが、全体に通底するのは先行シングル“Fallin' Down”で到達した〈タテもヨコも無い/上下すらない〉境地。トミタ栞の無感情な声がいい塩梅なぬるま湯アシッド“プエルトリコのひとりっ子”、アフロ・テイストのバレアリックな表題曲、ズブズブの酔いどレゲエ“いつもそばにいるよ”など、思考/志向を放棄したような緩さとナンセンスな歌詞が解脱へと導いてくれる。夏木マリとスパニッシュ・ギターを絡めたデカダン・ポップス“ヴィーナスの丘”に至ってはいわゆる〈電気らしさ