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午後0時なので、誰かしら読むであろう、本当は怖い普通の階段の怪談。 - ぼくと、むじなと、ラフカディオ。
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午後0時なので、誰かしら読むであろう、本当は怖い普通の階段の怪談。 - ぼくと、むじなと、ラフカディオ。
まだ前の話をお読みいただいていない方、この話には前があります。まあ、いまは午後0時、昼の日中です... まだ前の話をお読みいただいていない方、この話には前があります。まあ、いまは午後0時、昼の日中ですから、もうすでにお読みのことと思いますがね。 店長の名前は伊坂ユカ、ご亭主の名前は伊坂ダイキ、二人ともぼくより少し年上で、ユカさんが働くこのカラオケボックスで、ダイキさんがアルバイトを始めたことが馴れ初めで、ダイキさんはまだ大学に在学中だったのだが、ほんの数ヶ月前に結婚したばかりだった。 「蛍光灯、普通に点くんだ・・・。」 ぼくは部屋の中を真っ白に照らす八つの蛍光灯を、ちょっと怯えながら見上げた。 「とりあえずもう今日は遅いしさ、川ちゃんはウチにおいでよ、ちょっとひとりで家に帰すもの心配だからさ。」 ダイキさんはそう言って、ユカさんの顔を覗き込んで「なっ?」と言った。ユカさんは誰かとの通話中の携帯電話に向かって「ちょっとまってね。」と言って耳から電話を離し、ぼくに笑顔を向けてウンウンと頷いた。