「何事も始めるのに遅すぎることはない！」刑務所で数学を学び、論文発表までした囚人の話 - ナゾロジー

2020年のはじめ、数学の学術雑誌『Research in Number Theory』に連分数について書かれたある論文が掲載されました。 筆頭著者はChristopher Havens（クリストファー・ヘイブンズ）となっています。 彼は大学の研究者でしょうか？ 優秀な大学院生でしょうか？ いいえ、彼は高校中退者で、麻薬中毒者で、仕事もなく、家庭もなく、最後は殺人まで犯してしまった人物です。 ヘイブンズは、2011年に殺人罪で25年の刑が下り、ワシントンの刑務所に現在も服役しています。 ヘイブンズは刑務所の中で数への才能を開花させ、勉強を続けてついに獄中で数論の論文を書き上げ、査読付き国際ジャーナルに掲載までされたのです。 何を始めるにも遅すぎることはない、といいますが、こういう成果を聞くとなんだか希望が湧いてきます。

[charliecgo]

すごいな。もとから才能があったのだろうが、環境が悪いとそれを使うこともできなかったのだ。

[samu_i]

大学院と刑務所どっちがいいのか・・・。

[take1117]

仮に数学でなく法律だったら、みんな歓迎したのだろうか…

[toomuchpopcorn]

論文のページでHavens氏の所属を見た。イタリアの大学の数学科に在籍とのこと。氏も先生方も真摯な様子で、変に興味を持ってしまったのが恥ずかしくなった。｜弘前大の小松先生の論文を多く読んでいる。

[billie175]

すごい

[HBK-mn]

すてき。グッド・ウィル・ハンティングを思い出した。

[noukomakuta]

すごい

[programmablekinoko]

へえ

[bokmal]

“ウンベルト氏はヘイブンズに多くの書籍も送りましたが、刑務所の認可の業者でなかったため、受け取ることができず、刑務所スタッフと協力し、数学を学ぶプロジェクトを発足させて、閲覧の許可を受けた”

[macos9-02]

日本じゃ無理な話、にしても素敵な話だ

[smicho]

たまに聞く、ある日突然バイリンガルになってたみたいな話とは違うのかな。

[ikura_chan]

日本もオウムの死刑囚がサリンの論文共著になってるよね。それがわかってわりとはやく死刑執行されちゃったけど。

[qwerty86]

こういうとき、数学の研究は「無害」だから受け入れられやすい。価値判断が入り込む余地がないし、破壊などの実行力にも寄与しない。他の学問だったらどうだろう？