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LGBTを扱った映画が、映画界に新たな歴史を作り、古典となっていく
日本では2月11日に劇場公開されたケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ共演の映画「キャロル」を観... 日本では2月11日に劇場公開されたケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラ共演の映画「キャロル」を観てきました。既に多くの映画賞を受賞し、観客や評論家からの評価も高く、オスカーも期待される本作ですが、知らない方のために概要を説明すると、デパートのおもちゃ売り場で働く女・テレーズと、一人娘へのプレゼントを買いに来た人妻・キャロルとの運命の出会いと恋路を描く、女性同士のラブロマンスです。 原作はサスペンス小説の大家、パトリシア・ハイスミスが1952年にクレア・モーガンの名義で発表した「The price of salt」という小説。発売当時のアメリカはまだ性的少数者への風当たりが現在と比べて非常に強かった時代で、小さな出版社からの発売にもかかわらず作品のクオリティーの高さから圧倒的な支持を受け、ベストセラーとなりました。 現在はハイスミスの名義で「Carol」と改題されているこの原作は、同性愛
2016/02/21 リンク