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「一粒の麥」のころ|石村利勝
「一粒の麥」というのは、私が学生時代から二十代の終わり頃まで参加していた文藝同人誌である。確か大... 「一粒の麥」というのは、私が学生時代から二十代の終わり頃まで参加していた文藝同人誌である。確か大学の留年が決まって新年度が始まった頃に創刊号を出し、それから八年ばかりの間にようよう十号を刊行した末にお仕舞いになった。同人は私の大学の同級生で現在は文藝評論家となっている小川榮太郎君と、小川君の高校時代からの親友であった慶應大学のS君との三名で、そこに同じ大学の文学部にいた連中や私の悪友である東大文学部の無頼学生たちも折々寄稿していた。 当時はバブル景気の真っ最中で、文学青年や無頼派学生などというのは全く時代錯誤の絶滅危惧種だったのだが、我々はむしろそれを誇りとし、矜持ともしていた。積極的に時代に背を向けることをダンディズムとして、また倫理として自らに課してもいた。その倫理に従って無論大学には行かず、金もないのに毎夜酒を飲み歩き、夜を徹して野暮な文学談義を真剣に戦わしたりして悦に入っていた。私