本格ファンタジーは定義できるが、ジャンルとしては成立していない｜鏡裕之

『巨乳ファンタジー』シリーズを14年間つくりつづけている企画者＆シナリオライターとして、そして24巻まで刊行中の『高１ですが異世界で城主はじめました』の作者として、ごく最近（たぶん2020年代に入ってから）ごく一部のTwitter界隈でごく一部の人たちによって本格ファンタジーと名指されているものが何なのか、どういう位置づけを持つものなのか、書いてみたいと思う。この記事は、壮大な本格ファンタジー作品のようにクソ長くなるだろう（笑）。 ※すでに４万字を超えてます（笑）。 ■ラノベとなろう系の定義まず前提として、ラノベとなろう系小説について定義しておく。 ・キャラクターの反応がアニメやマンガの表現ベース（たとえば、殴ったら飛んでいって星になる） ・思春期的ハートの持ち主（建前上、思春期の青少年）をメインターゲットとするエンターテインメント小説（そのため主人公は高校生が多く、また読者アピールのため

[Helfard]

殴られたキャラクターがお星様になるなんてラノベでもなろう小説でもほとんど無いと思うが。

[NOV1975]

定義がオレオレすぎるので素直に読みづらいなあ…あと作品に対してメタな話しか書いてなくて実際の内容にあまり向き合ってないので膨大な物量のわりに説得力が

[kei_mi]

大作。　なろうでも大長編になるのは世界創造の秘密まで行ってるような気がします。(ディティールはともかく)　”JRPG的なインフラでつくられたものがなろう系ファンタジー”　上手いこと言う。

[srpglove]

ジャンル定義に関してはちょっと口を挟みたくなるようなところもあるが、それは定義論の宿命だからおいておくとして、日本における「本格ファンタジー」受容の流れの、プロ作家による整理としては興味深い。

[tdaidouji]

ゲーム準拠の描写は読者とのキャッチボールの速度補完がかなり大きいので、なろう内の細かいジャンルまで固定化してくと逆にゲーム準拠じゃなくても良くなる（読者がついていけるから）というのが最近色々読んだ結論

[hiby]

>なろうサイトでは、当初、本格ファンタジーの投稿が多かった　あまりに雑なのでにじファンの話ぐらい調べて欲しい。定義をこすりすぎるとスマホ（に類するテクノロジー）は出てきていいのか、みたいな問いになる。

[frkw2004]

最後に「本格ファンタジーというジャンルは成立しない」と書いてあるけど、「世界を創る」のが本格ファンタジーの最低条件と思うから小説にするにはコストが見合わない。ジャンルに成長するまでの作家が足りない。

[minoton]

英米由来のものだと思うので、空想的だったり超自然的な要素をあつかうジャンルはファンタジーだと思ってしまうな。スチームパンクなどは純SFというよりファンタジーでもあるだろう 参考: https://en.wikipedia.org/wiki/Fantasy

[nekoluna]

ポエム

[nekokauinu]

「俺にはこう見える」以外に実証性はなさそう

[nicht-sein]

大作すぎて途中で離脱してしまったので今度時間がある時にじっくり読む

[miruna]

エロゲが滅びた理由がここにある（ライトノベルやなろう系とは一切関係がない）

[REV]

『行きて帰りし物語』っていうのはＦＴの定番であるが、小説からRPGに『行きて帰りし』小説がｽﾚｲﾔｰｽﾞのあたりで、さらにMMORPGに『行きて帰りし』小説がSAOで、現在のなろう系はそのへんの系譜だと思ってる。

[cider_kondo]

長い。半分過ぎまで読んだが、ずっとあった違和感がSFに対する目配り(補助線)がないことだと気付いた。多分、その方面の研究から概念輸入すると、大分ロジック整理できる気がする