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君について覚えていること|お茶
君の爪はいつも綺麗に切り揃えられていた。きっと丁寧に磨いていたのだろう、君の爪は私のそれよりずっ... 君の爪はいつも綺麗に切り揃えられていた。きっと丁寧に磨いていたのだろう、君の爪は私のそれよりずっと艶があった。 君の部屋はいつもそれなりに片付いていた。長めの髪の毛が落ちていたことは一度もなかったし歯ブラシも一本だけだったけれど、洗面所にはコンタクト液があった。君の視力は1.5だと、いつか自慢されたことがある。 君と私は友達といえるほど近くはなくて、でも知り合いと呼ぶよりも少しだけ密度が高い、そんな関係だった。よく目が合う日もあれば、全く目が合わない日もあった。互いが好き勝手に生きていて、好き勝手に生きている相手に執着していた。 たしか誕生日は6月で、たしか血液型はOで、たしか好きな食べ物はカレーのそこまで辛くないやつ。そんな曖昧な情報しか知らなくて、好きな音楽や映画や本のことは全く知らなかった。でも、好きなコードがB♭で、好きな色は浅葱色だということだけはずっと忘れられなかった。それを聞