女友達が極端に少ないある種の女のことを「おんなのこ怖い系女子」と名付ける試み｜森田さえ（小説を書く人）｜note

今回は「男としかつるまない女」についてです。 === 私はいわゆる、「男とばかりつるむ女」だった。女友達が少ない女、と言い換えてもいい。 たとえば、悩み事を相談するのは男だけ。風邪をひいて「ウィダー買ってきて」と泣きつくのも男。休んだ授業のノート見せてよ、も男。きょう今から朝までカラオケ行こうよ、と言うのも男。いきなりだけどこれから飲みに行かない？ とLINEするのも男。 そもそも、趣味や大学での専攻も、いわゆる「女性が興味を持ちそうな」分野はあえて避け、男が選びそうな「硬派な」分野を選んできた節がある。 === 長い間、自分はサークルクラッシャー（※）なのだろうな、と思ってきていた。「男とばかりつるむ女」のモデルタイプでパッと思いつくものはサークルクラッシャーしか存在しなかったからである。 サークルクラッシャー（サークラ）というのは、所属しているグループで、それなりの数の男に対して、恋愛