エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
記事へのコメント1件
- 注目コメント
- 新着コメント
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
古本夜話171 大泉黒石『老子』、仲摩照久、新光社 - 出版・読書メモランダム
大正時代の出版が宗教と奇妙な小説によって彩られていたことを既述してきたが、ロシア人を父とし、日本... 大正時代の出版が宗教と奇妙な小説によって彩られていたことを既述してきたが、ロシア人を父とし、日本人を母とする日露混血で、ロシアやフランスでの生活を体験してきた大泉黒石も、そのような時代を象徴する多彩なキャラクターであったと思われる。それは『俺の自叙伝』(『現代ユウモア全集』第十巻所収、同刊行会)を一読しただけでも明らかである。 その黒石が新光社から出した『老子』は大正時代のベストセラーで、小川菊松の『商戦三十年』(誠文堂、昭和七年)によれば、「大泉黒石氏の『老子』の如き、当時の洛陽の紙価を高らしめたものであつた」とされる。実際に手元にある『老子』を見ると、大正十一年六月発行、十月三十六版とあり、またその続編と見なせる同年の『老子とその子』(春秋社)も十一月発行で、たちまち六版となっているので、小川の証言を裏づけている。 この「創作」とある『老子』はひとつの寓意小説と見なせるだろう。中国の周
2012/01/27 リンク