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曲解された進化論/長谷川眞理子「進化とはなんだろうか」
著者はNHK「100分de名著」のダーウィン「種の起源」の講師。 岩波ジュニア新書だから読みやすいかな?と... 著者はNHK「100分de名著」のダーウィン「種の起源」の講師。 岩波ジュニア新書だから読みやすいかな?と手にとった。 進化論に対して世間が大きく誤解している点が2つあるという。 自然淘汰が適応を生み出すように目的を持って働いている 進化が起こると生物はだんだん進歩していく まず1つ目に対する著者の説明は、 「自然淘汰が働く大前提は生き物の間に遺伝的な変異があることです。それらの変異の中にあるものが、他のものよりも環境に適しているとなると、自然淘汰が働きます。しかし、そもそも生き物の間に存在する変異は、環境とは無関係に生じてくるものです。変異は遺伝子の配列に生じる物ですが、遺伝子は、まわりの環境がどうなっているかなど知るよしもありません。」P50 自然淘汰に目的はないということ。 遺伝的変異が「たまたま」環境に適応しただけ。 また2つ目の進化に対する誤解について著者は、 「進化とは、生物が
2023/02/21 リンク