エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
酒盃に柚子一片の色気を添えて「うるめいわしの丸干」を頂く【辰巳芳子の「私のおすすめ」第10回】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
酒盃に柚子一片の色気を添えて「うるめいわしの丸干」を頂く【辰巳芳子の「私のおすすめ」第10回】 | サライ.jp|小学館の雑誌『サライ』公式サイト
談/辰巳芳子(料理家) 脂の乗った鰯が出回る季節になったので、高知の知人に電話をしたら、「うるめ(... 談/辰巳芳子(料理家) 脂の乗った鰯が出回る季節になったので、高知の知人に電話をしたら、「うるめ(鰯)の丸干しはあるが、ただのめざしはないね」と言っていました。心細いですね。日本は農業国であるだけでなく、海の魚によってたんぱく質を得ていたのですが、温暖化などであてにならなくなっています。 うるめの丸干の季節には、やはり熱燗でしょう。私の父は、盃に庭の柚子の皮を一片浮かべて飲んでいました。それは、胸のところのつかえがスッと取れるような姿でした。色気と言ってもいいかもしれません。 私たちは小さなお皿に柚子のへぎを5片ほどを誂えて、父のお膳に置くのが常でした。お酒を飲む風景にそういう「色気」があることを、今、知っている人は少ないでしょうね。 柚子の香りがしなくなってくると、父は箸の先で柚子のへぎをちょいと突くんです。そうするとまた香りが立ってくる。箸の先で、柚子の皮をちょっと突いては飲む。そうい