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「山口のばあちゃん」 川奈まり子の奇譚蒐集・連載【二】:連載
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「山口のばあちゃん」 川奈まり子の奇譚蒐集・連載【二】:連載
山口県出身の大原誠さんは、イタコのように、祖母の霊の憑代(よりしろ)になったことがある。 大原さん... 山口県出身の大原誠さんは、イタコのように、祖母の霊の憑代(よりしろ)になったことがある。 大原さんの父は若い頃いわゆる放蕩息子で、所帯を持っても家に金を入れず、それどころか勝手に財産を持ち出して、怪しい事業投資や株でスッてくる始末だった。 一家は困窮して畑を手放し、美容師の資格を持っていた母が自宅の一角に美容室を開いて家計を支えた。 家事と子育ては祖母が引き受けた。幼稚園の送り迎えも、お弁当づくりも、授業参観も祖母の役目だった。洗濯も、朝餉夕餉の支度も、遊びの相手も。 大原さんは一人っ子であり、祖父は早くに亡くなっていたので、大原さんと祖母は家で二人きりで過ごすことが多かった。自然に、祖母と彼との間には母子さながらの親密な関係が築かれた。 しかし大原さんが中学校1年生のとき、一向に改まらない父の行状に母方の祖父母が業を煮やして、彼と母を大阪府の高槻市にある実家に呼び戻した。 これまで母親代