格差が縮小する勤労者家計 - 備忘録

原油価格の下落等を背景に、このところ物価上昇率が縮小している。４月には消費税増税の効果も剥落し、物価は、夏に向けてマイナス転化するのではないかとの見通しもある*1。賃上げについても、経済理論的には、今年は昨年の消費増税分に目標インフレ率を加えた３〜４％程度のベースアップが必要となるところだが、実際のところほぼ不可能に近い。定昇を含めた春闘賃上げ率のベースで２〜３％というのがせいぜいであろう*2。だとすれば、ベースアップ分は１％未満であり、来年の所定内給与（パートを除く一般労働者ベース）も１％未満の上昇幅で推移すると思われる。パート比率が上昇しているため、全体の伸び幅はさらに小さくなる。 これは見方を換えれば、労使交渉における期待インフレ率は、事実上マイナスだということを意味している（消費増税分を１〜２％と見込んだ場合）。日銀の物価目標である「２％」という数値は、労使交渉における期待インフレ

[You-me]

緩和が足りてないもっと緩和しる！という左派が現れてもいいのよ？

[hat_24ckg]

金融緩和しつつ消費税減税しよう

[perfectspell]

2004-2008年は「企業が非正規雇用を増やすことで賃金コストを抑制し、結果として雇用の増加と格差の拡大」というより、非正規化率の上昇が抑えられていた時期だけどな。http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/3240.html

[aienstein]

賃金ベースで格差を見るのって今の日本でどうなのかな？900万円以上って、まあまあの規模の会社で50代で出世すりゃ手が届くだろうし、そういう人がリタイアすれば「上が減ったから格差縮小」って事になるじゃん。

[daybeforeyesterday]

うーむ

[yasudayasu]

リーマン・ショック以後、ジニ係数と完全失業率は再び連動し始めたようにみえる。すなわち、２０１２年後半からの雇用の改善の中で、総じていえば勤労者家計の格差は縮小している。

[Cru]

政治的困難を無視して追加緩和しないと凝り固まったデフレ期待から脱却できない、本当は春闘前に緩和策発表すべきだったという指摘