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人だかりの話 1/2 - スウィーテスト多忙な日々
彼女に腕枕をしながら、私は山のことを思い出していた。 私の故郷には、春になると桜が咲き、秋になると... 彼女に腕枕をしながら、私は山のことを思い出していた。 私の故郷には、春になると桜が咲き、秋になるとモミジやカエデ、カツラなどが鮮やかな紅葉を見せる山がある。 山の名前を「黒山」という。 木々が色づく季節には遠方から多くの観光客が訪れて、彼ら彼女らの服や車の色が加わると、山はさらに鮮やかで賑やかな光景を見せる。 久しぶりに帰省したある日、実家の縁側でその黒山を遠くに眺めていると、庭で花壇の手入れをしている祖母が呆れ声を上げた。 「あぁあぁ。まぁたあんなに人が集まってら」 垂れ下がった瞼のせいで細くなった目をさらに細めて、祖母はため息をつく。 ぎっしりと生えた木々の隙間から、時々青い色や白い色が覗く。黒山の山道を走る車たちだ。 しっかりと舗装されたアスファルト道がありながら、黒山を進む車やバイクや自転車は誰もがみなその速度を緩める。 黒山には人を引き付ける魅力があるのだ。観光目的であろうと、そ