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『なぜ、あの会社は儲かるのか?』 山田 英夫+山根 節 | 考えるための書評集
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『なぜ、あの会社は儲かるのか?』 山田 英夫+山根 節 | 考えるための書評集
まあ、けっこうおもしろかった本ではないかと思う。あの会社はなにで儲けているのかとか、あのやり方で... まあ、けっこうおもしろかった本ではないかと思う。あの会社はなにで儲けているのかとか、あのやり方で儲かるのかとけっこうそぼくな疑問に答えてくれるからだ。われわれは消費者であっても会社や店の戦略や売り方に注目して、評論家のような目をもっているものだ。そういう興味に答えてくれる本だ。 たとえばむかしケータイ端末は0円で売っていたりしたが、これはなんでこんなことが可能なのかと思っただろう。通信料で儲けるからだが、この本ではその儲けの構造を会計の分野から詳細に吟味している。いまは互換性のなさで囲い込むことや、通信料も値下がりしているから、通信会社はなにで儲けてゆくことになるだろうか。ちなみにいまだにわたしはケータイをもっていないから、業界のことがよくわからない(笑)。ほんとに必要ない。ソフトバンクはこの本が出た2006年では「事業会社」というより、「投資会社」といわれている。2006年の情報で注意が