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あなたが卑劣であろうと生きていていい理由 - ひきこもりのちーちゃん
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あなたが卑劣であろうと生きていていい理由 - ひきこもりのちーちゃん
私は自分を貫こうとするあまり、人との衝突が絶えない人生でした。しかし同時に心根が弱く、人とぶつか... 私は自分を貫こうとするあまり、人との衝突が絶えない人生でした。しかし同時に心根が弱く、人とぶつかり合うたび、申し訳ない気持ちでいっぱいになって、人に嫌われる私なんてここにいてはいけないんだ、と思っていました。 同時に、心にもないことを言って他人に取り入るずるさも持っていました。たとえ大勢に褒められても、そのずるさを見抜いたわずか数人に悪口を言われて傷ついていました。そして、そんな自分が大嫌いでした。 自分の目標を達成するために、全ての人と円満に、なんて不可能でした。誰とも衝突しないようにすれば、他人との摩擦で自分が削れて消えてなくなってしまうのです。 けれど、どうして私が消えてしまわなくてはいけないのでしょう? かけがえのない夢を追っているのに、その過程でいつも人との関係でつまづく。そんな悩みを抱えている人間が読むべき小説があります。 それは「私にふさわしいホテル(柚木麻子)」 です。 今