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最強生物・クマムシ驚異のサバイバルパワー(1)「仮死状態」を作り出せるクマムシ | アサ芸プラス
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最強生物・クマムシ驚異のサバイバルパワー(1)「仮死状態」を作り出せるクマムシ | アサ芸プラス
体長1ミリ前後でも「地上最強の生物」との呼び声高い「クマムシ」をご存じか。謎を秘めた不思議な生態が... 体長1ミリ前後でも「地上最強の生物」との呼び声高い「クマムシ」をご存じか。謎を秘めた不思議な生態が昨今、大きな注目を集めているのだ。ニッポンが誇るクマムシ研究の権威に話を聞いた! さながら「風の谷のナウシカ」の「王蟲(オーム)」をのっぺりさせた外見。ムシと言っても昆虫ではなく「緩歩(かんぽ)動物」に分類されるクマムシ。海中から陸上まであらゆる場所に生息している小さな水生無脊椎動物だ。そんなクマムシが脚光を浴びる理由を、慶應義塾大学先端生命科学研究所の荒川和晴教授が解説する。 「クマムシは『乾眠(かんみん)』という機構によって、生命活動を停止することができます。周囲の環境が乾燥すると、体内の水分をほぼ完全に排出し(約2%くらいまで)、生きていることを『止め』ます。ですが、再度給水することで生命活動が再開できるのです」 乾燥というスイッチで、「生」と「仮死状態」が入れ替わるようなイメージだろう