英ＥＵ離脱、8.8兆円の投資が延期・中止に－日立キャピタルなど調査

欧州連合（ＥＵ）離脱を選択した国民投票以来、英国の企業が先送りにしたり中止したりした投資の額は655億ポンド（約８兆8400億円）に上ることが新たな調査で分かった。大企業では40％以上が投資を縮小させていた。 この調査は経済ビジネスリサーチセンター（ＣＥＢＲ）と日立キャピタル（ＵＫ）が14日に公表した。調査によると、企業幹部らはポンド安や将来の英・ＥＵ関係の不透明を理由に、当初の投資計画の遂行に消極的な姿勢を示している。 日立キャピタル（ＵＫ）のロバート・ゴードン最高経営責任者（ＣＥＯ）は「あらゆる人が不透明感を口にしているが、これは何を意味するのだろう。数字で出してみると、かなり恐ろしくなる」と述べた。