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“絶対的価値”を求める男たちの翔んでもロマン! 井筒監督の犯罪サスペンス『黄金を抱いて翔べ』
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“絶対的価値”を求める男たちの翔んでもロマン! 井筒監督の犯罪サスペンス『黄金を抱いて翔べ』
初めに金塊ありき。銀行を襲撃する男たち6人を束ねる北川は高らかにそう宣言する。ヨハネの福音書にある... 初めに金塊ありき。銀行を襲撃する男たち6人を束ねる北川は高らかにそう宣言する。ヨハネの福音書にある「初めに言葉ありき」をもじったものだ。北川は続ける。「金塊は我々と共にありき。我々の結束は肉の欲によらず、人の欲によらず、ただ金塊によって生まれしものなり」。6人の男たちはメガバンクで厳重に保管されている240億円相当の金塊を強奪しようと企んでいた。直木賞作家・高村薫の処女小説を妻夫木聡、浅野忠信、西田敏行らオールスターキャストで映画化した『黄金を抱いて翔べ』は、男臭くてゴツゴツした井筒和幸監督らしい作品だ。男たちは銀行強盗という犯罪に手を染めるわけだが、映画の世界ではそれは違った意味を持つ。絶対に不可能なことに挑む冒険者として彼らは登場する。男たちが欲しいのは、日本銀行が発行した債券である紙幣ではなく、あくまでも純金なのだ。永遠不変の価値を持つ絶対的な存在を手に入れようと男たちは立ち上がる。