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『少女まんがは吸血鬼でできている』レビュー:中世への憧れとBL的世界が詰まった“吸血鬼ジャンル”を徹底分析
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――本屋にあまた並ぶ新刊の中から、サイゾーウーマン読者の本棚に入れたい書籍・コミックを紹介します。 ... ――本屋にあまた並ぶ新刊の中から、サイゾーウーマン読者の本棚に入れたい書籍・コミックを紹介します。 ■『少女まんがは吸血鬼でできている 古典バンパイア・コミックガイド』(中野純・大井夏代、方丈社) ■概要 私設図書館「少女まんが館」共同館主である中野純・大井夏代夫妻による、「吸血鬼ジャンル」に特化した少女まんがガイドブック。名作吸血鬼まんが『ポーの一族』(萩尾望都、小学館)をはじめとした1950~70年代の古典少女まんがを中心に、終戦直後の少女雑誌の「よみもの」から現代の人気作まで総ざらいし、吸血鬼ジャンルの特有の魅力を徹底的に紹介してくれる1冊。ほぼすべての作品がカラー画像で収録されている。 ********* 女子高校生と神秘的な雰囲気をまとった美形ヴァンパイアの恋を描いた映画『トワイライト』シリーズが、アメリカを中心に爆発的ヒット作となったのは約10年前。この作品を見た人々の中で、日