出る杭と庭師と - 生かし屋さん。

今日も今日とてお散歩です。 綺麗に整えられている植え込みから、少し伸び始めた様相が好きなんです。 第三者から見た調和なんか我関せずといった、出る杭感が好きなんです。庭師がいくらまっ平らに整えようと、植え込み側から見ればそんなの関係ないですからね。 人間社会もそんなものかもしれません。社会的な見栄えに抑えつけられて、自分の意思を無視して和を乱すまいと自然な成長をやめている人。伸びても庭師によって整えられてしまう人。 整えられた植え込みは、景観的に見れば美しいかもしれませんが、植物のあるべき姿から見ると、なんだかへんてこにも見えてきます。 なーんて考えながら負けじと伸びた植え込みを見るたびに、「やるな」とエールをおくっています。植物なんだから伸びるのは当然なのですが。 そんな出る杭が大好きです。庭師に負けるなっ。

[mofnokikotori]

まず1行目がすごい好きです。