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視界不良に陥った「ワンセグ・モバイル」
地上波デジタル放送のメリットとして散々宣伝されてきた移動受信だが、ここに来て放送局各社からはその... 地上波デジタル放送のメリットとして散々宣伝されてきた移動受信だが、ここに来て放送局各社からはそのビジネス性を疑問視する声が出始めており、サービスの開始時期も含めてその先行きはまったく不透明になってきた。 「ワンセグ・モバイル」がなかなか始まらない事情 地上波デジタル放送で放送局に与えられる帯域は13のセグメントに分けられる。そのうちの12セグメントは通常の放送サービスに使われる。ハイビジョン放送(HD)を行うのであれば12セグメントをまるまる使うことになるし、標準放送(SD)を行うのであれば4セグメントずつの3チャンネルが放送できる。 残る1セグメントを使って、携帯電話などによる移動受信サービスが行われることになる。そのため、ワンセグ・モバイル(1セグメント放送)という呼ばれ方がされている。 地上波放送がデジタル化されることによる視聴者側のメリットとしては、高画質・高音質のデジタルハイビジ