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【対談】国民のための農業・食料 今、農協が存在感示せ(1)【村上光雄・JA三次元組合長、鈴木宣弘・東京大学教授】|特集|農政|JAcom 農業協同組合新聞
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【対談】国民のための農業・食料 今、農協が存在感示せ(1)【村上光雄・JA三次元組合長、鈴木宣弘・東京大学教授】|特集|農政|JAcom 農業協同組合新聞
食料自給率の向上と食料安全保障の確立に向けてJAグループから国民的な議論を巻き起こす運動が期待さ... 食料自給率の向上と食料安全保障の確立に向けてJAグループから国民的な議論を巻き起こす運動が期待される。欧州では消費者にも食料、農業の重要性の理解が広がり農業政策を進化させる成果につなげた。わが国では何が課題となるのか。農村の現状を話し合ってもらった。 ◆自給率の危機感を 鈴木 今日は食料安全保障をどう確保していくか、また農協はどんな役割を果たしていくべきかを話し合いたいと思います。まずは農業や食料について最近感じていることからお聞かせください。 村上 私が農協に入った当時は、経済界や政治家と話すとみなさん農業、農村について非常に理解が深いと思ったものでした。やはり戦中、戦後の厳しい食料事情の体験や、あるいは疎開して田舎で生活したことがある経験から食料、農業は大切だ、がんばれとエールを贈ってもらったことは印象に残っているし心強かったです。ところが今は財界の人たちから、そういう話を耳にすること