温室効果ガス「亜酸化窒素」を発生させる酵素の立体構造を世界で初めて解明－嫌気呼吸から酸素呼吸へと呼吸酵素が進化した手がかりを得る－

平成２２年１１月２６日 理化学研究所 Tel：048-467-9272（広報室） 科学技術振興機構（ＪＳＴ） Tel：03-5214-8404（広報ポータル部） 京都大学 Tel：075-753-2071（総務部 広報課） 金沢大学 Tel：076-264-5024（広報戦略室） 独立行政法人 理化学研究所（野依 良治 理事長）、国立大学法人 京都大学（松本 紘 総長）、国立大学法人 金沢大学（中村 信一 学長）は、温室効果ガスである亜酸化窒素（Ｎ２Ｏ）注１）を生産する酵素である「一酸化窒素還元酵素（Ｎｉｔｒｉｃ Ｏｘｉｄｅ Ｒｅｄｕｃｔａｓｅ；ＮＯＲ）」の立体構造を世界で初めて明らかにし、２つの鉄原子からなるこの酵素の活性中心が地球温暖化の原因であるＮ２Ｏを生成するときの反応機構を突き止めました。これは、独立行政法人 理化学研究所 放射光科学総合研究センター（石川 哲也 センター長）城生