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第2回●「ホンレン」ヒマラヤン・ノスタルジック | チベット医・アムチ小川の「ヒマラヤの宝探し」 チベット | 風の旅行社
二人一組でホンレン(ゴマノハグサ科)を採取するよう指示が出された。場所はロータン峠(標高4000... 二人一組でホンレン(ゴマノハグサ科)を採取するよう指示が出された。場所はロータン峠(標高4000m)であるが、ロ(死体)タン(平原)とはチベット語で縁起のいい地名ではない。その昔、この周辺で大きな戦争があったという話を耳にした。 「オガワ、行くぞ」 当然のように親友のジグメと出発するが、正直なところ気のいい返事はできなかった。二人一組の作業の場合、一人が鍬を持ち一人が収集、水洗いを受け持つが、僕たちの場合ほとんど僕が後者の仕事を受け持つことになる。僕も日本の農場で鍬を握っていた経験があるので体力に自信はあるものの、チベットの大自然の中を生き抜いてきた彼から見れば、まだまだ頼りなく映るのだろう。しかし、毎回のように同じ作業を繰り返していると次第に不満もたまってきてしまう。僕は疲れる素振りを全く見せないジグメに向かって呟いた。 「疲れただろう。今度は僕が鍬を握るよ」 「えっ、疲れたわけないだろ
2014/07/03 リンク