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立ち読み:『ユリアヌスの信仰世界』著者 中西 恭子氏による『ユリアヌスの信仰世界 万華鏡のなかの哲人皇帝』によせて| 慶應義塾大学出版会
本書は、紀元後4世紀のローマ皇帝ユリアヌスの知的遍歴と信仰世界を論じたモノグラフである。「知の歴史... 本書は、紀元後4世紀のローマ皇帝ユリアヌスの知的遍歴と信仰世界を論じたモノグラフである。「知の歴史」と宗教史を架橋しつつユリアヌスの思索を扱った日本人研究者初の試みでもある。 日本ではユリアヌスの事績とひととなりは主に史伝的創作を通して知られてきた。ヘンリック・イプセン『皇帝とガリラヤ人』、ドミートリイ・セルゲーエヴィチ・メレジコーフスキイ『神々の死』、そして辻邦生『背教者ユリアヌス』の功績は大きい。日本の宗教的伝統と「西洋の伝統宗教」としてのキリスト教のはざまに生きる読者が、卓抜なストーリーテラーが語る「戴冠せるロマン主義者」ユリアヌスの姿にときに時空を超えて共鳴するものを見いだすこともあったであろう。ラファエル・フォン・ケーベルが熱烈な推薦文を付した島村苳三訳の『背教者じゅりあの』(メレジコーフスキイ『神々の死』)に感銘を受けた折口信夫が「古代人の心にゆきふれるものを書きたい」と志して
2018/04/04 リンク