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チョップド&スクリュードの手法は『ムーンライト』の音楽に何をもたらしたかを考える。
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チョップド&スクリュードの手法は『ムーンライト』の音楽に何をもたらしたかを考える。
ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、 『ムーンライト』(16)のサントラ盤にライナーノーツを書かせ... ランブリング・レコーズ様からのご依頼で、 『ムーンライト』(16)のサントラ盤にライナーノーツを書かせて頂いたのですが、 文字数の関係でライナーノーツに書けなかったこともいくつあったので、 それを弊社のブログで数回に分けて補完させて頂いております。 前回はスコアの概要をご紹介したので、 今回は「チョップド&スクリュード」の手法について書かせて頂きます。 既に音楽関係のサイトなどで紹介されているとおり、 『ムーンライト』の一部の音楽には「チョップド&スクリュード」という手法が用いられています。 これは何かと申しますと、 90年代にアメリカ南部(主にヒューストン)のヒップホップ・シーンで生まれたリミックスの手法で、 「極端に曲のピッチを落とした上で、さらに半拍ずらしてミックスする」というものです。 『ムーンライト』の音楽では半拍ずらしよりも前者の「スローな音にする」という方が重要視されています