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シャコの「驚異の色覚」は幻想だった? | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
動物界で最も複雑とされるシャコの眼が、実は色を感知するシステムとしては非常に単純であることが分か... 動物界で最も複雑とされるシャコの眼が、実は色を感知するシステムとしては非常に単純であることが分かった。 シャコは、単純だが素早く色を感知できるシステムを使っているらしい。 Credit: THINKSTOCK 甲殻類であるシャコは、どうやら我々ヒトと同じような仕組みでは色を見ていないようだ。シャコ類の眼には、ヒトよりもはるかに多くの種類の光受容細胞が存在するが、色を識別する能力は限られているとする報告が、Science 2014年1月24日号に掲載された1。 色を感じ取る光受容細胞の種類は、ヒトの眼には通常、赤、緑、青の光にそれぞれ反応する3種類しかないが、シャコの眼には12種類もある。そのためシャコは、ヒトが識別できない色でも見分けられるのではないかと考えられてきた。しかし今回の研究によって、シャコの色覚は、12種類の光受容細胞からの情報を組み合わせるのではなく、個々の光受容細胞からの情
2020/12/05 リンク