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遺言信託サービスの注意点 銀行は相続トラブルに関与しない
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遺言信託サービスの注意点 銀行は相続トラブルに関与しない
今年から相続税が増税されたこともあり、将来の相続対策を考えた財産管理や分割の行方などについて関心... 今年から相続税が増税されたこともあり、将来の相続対策を考えた財産管理や分割の行方などについて関心が高まっている。 そこで、いま契約数が急増しているのが、信託銀行が請け負う「遺言信託」である。 みずほ、三井住友、三菱UFJといったメガバンク系列の信託銀行はもちろん、千葉銀行や横浜銀行など地方銀行もこぞって力を入れているサービスで、信託銀行が取り扱う「遺言書」の保管件数は、10年前に比べて倍の約7万件にまで増えている。 だが、このサービスを利用するメリットがどこまであるかについては、疑問の声も挙がっている。 「信託銀行は遺言書の作成アドバイスや保管し、遺言の執行(名義変更・遺産分割)まで行うが、行政書士や税理士でも書き方は教えてくれるし、公正証書遺言は公証役場で管理してもらえる。 なによりも、信託銀行はフィー(報酬)が高い。財産の多い少ないにかかわらず最低報酬額が決められているうえ、借金などの