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建築に関心が薄かった日本人、変化が起こった原因は「壊しすぎ」にある
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建築に関心が薄かった日本人、変化が起こった原因は「壊しすぎ」にある
<つい40年前まで建築物の保存に関心がなかった。それがなぜ今、私たちは建築物とその保存に関心を持つ... <つい40年前まで建築物の保存に関心がなかった。それがなぜ今、私たちは建築物とその保存に関心を持つようになったのか。『アステイオン』97号より「建築への関心の高まり」転載> 建築への関心が、近年、高まってきているように見受けられる。ちゃんとした美術館が充実した建築展を開くようになったし、一般の雑誌や新聞にも建築探訪の記事がしばしば載る。 戦後、長い間、建築界は、一般の人の建築への関心の薄さに悩まされてきた、というと正確ではなく、一般の人が建築に無関心なことを気にかけずに済ませてきた。 そのことが典型的に現れたのは55年前の〈旧帝国ホテル〉の取り壊しの時で、建築界のとりわけ私より一世代前の建築史関係者は保存を訴え、アメリカの建築界からの声も届き、政界もそこそこ関心を持ってくれたらしいが、市民のバックアップは弱かったと先輩から聞いた。 しかるべきインテリから「ライトってほんとに世界的な建築家な