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大相撲、酷暑巡業…蒸し風呂ドーム空調なし 観客の87歳男性が救急搬送
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大相撲、酷暑巡業…蒸し風呂ドーム空調なし 観客の87歳男性が救急搬送
夏巡業で稽古をする遠藤(左)。後方の窓は開け放たれているが、館内はむせ返る暑さだった (撮影・奥... 夏巡業で稽古をする遠藤(左)。後方の窓は開け放たれているが、館内はむせ返る暑さだった (撮影・奥村展也) 気象庁が全国43都道府県に高温注意情報を発表した1日、大相撲の夏巡業が冷房などの空調設備のない石川・小松市の「こまつドーム」で行われた。多目的ドームの上部にある窓のすべてが開放されたが、会場内は31度以上になり屋外湿度は70%を超え、さらに人いきれでむせ返った。十両以上の関取で構成する力士会の会長を務める横綱鶴竜(32)は気候変動に向き合い、工夫が必要とした。 猛暑が想定された会場には救護室が設けられ、医師も詰めた。急遽(きゅうきょ)30本の氷柱や大型扇風機も用意されたが、87歳の男性が暑さによる体調不良を訴え救急搬送された。 こまつドームでの巡業開催は平成9、27年に続き3度目。小松市が運営する多目的ドームで直径135メートル。高さ56メートルとされる中央部の屋根は開閉可能。白く丸み