「悲惨さ忘れないで」 ＪＲ脱線事故で両脚失った林さんら講演 - MSN産経ニュース

平成１７年４月に起きたＪＲ福知山線の脱線事故を検証するシンポジウム「ＪＲ福知山線事故の本質」が６日、京都市上京区の同志社大学であり、事故で両脚を失った同大４年の林浩輝さん（２２）や被害者の家族が講演、「事故の悲惨さを忘れないで」と訴えた。 林さんは通学途中に事故に遭遇。当初は障害を負ったことを受け入れることができず、「絶望感や怒りをぶちまけたところでむなしさだけが残った」。半年ほどたって前向きな気持ちが芽生え、「同じような事故で苦しむ人を二度と見たくない」と、事故を風化させないため活動を始めた。 林さんが事故後、自身の思いを語ったのは今回が初めて。ＪＲ西日本には「事故を再び起こさないための努力を１０年後も２０年後も常に続けてもらいたい」と強調した。 また、二女が事故で重傷を負い、被害者が集う場を提供している「ＮＰＯ法人市民事務局かわにし」の事務局長、三井ハルコさん（５１）は「本当に安心して