警備員を１０カ所刺し、脅迫し続ける ６億強奪犯人、暗証番号聞き出す - MSN産経ニュース

東京都立川市の「日月警備保障立川営業所」から約６億円が強奪された事件で、押し入った２人組の男が金庫室の暗証番号を聞き出すために約１０分間にわたり、宿直の男性警備員（３６）を殴ったり、刃物で右胸など約１０カ所を刺していたことが１４日、捜査関係者への取材で分かった。 襲撃された営業所は金庫室の暗証番号を頻繁に変えていたことも判明。警視庁立川署捜査本部は金庫室が暗証番号だけで開けられる構造だと知った人物が犯行に関与しているとみて調べている。 捜査関係者によると、この営業所では、５人の警備員が１人ずつ順番に宿直勤務をしており、その都度暗証番号を教えられていた。 ２人組の男は寝ていた警備員をいきなり粘着テープで縛り上げ、「金庫室の金を出せ」と脅迫。警備員が抵抗すると、鉄パイプで殴ったり、手足や胸を約１０カ所刺したりしながら脅し続け、暗証番号を聞き出した。