【法廷から】「ジュースを買いたくて…」 白昼に「橋げた７２トン」を盗み１４５万円で売った男の不可解＋（1/3ページ） - MSN産経ニュース

「当日に、思いつきで盗んでしまった」。万引犯のような言い訳で、長さ３０メートル、重さ７２トンの鋼鉄を運び出した。工事現場から橋げたの資材を盗んだとして、窃盗罪に問われた男性被告（４２）の初公判。タオルで涙をぬぐい、うなだれる姿に、白昼堂々、クレーントラックまで稼働させた大胆不敵な犯罪者の面影はなかった。（時吉達也） 起訴状と検察側の冒頭陳述によると、被告は今年６月１３日と２６日、以前に土木作業員として仕事に携わった東京都品川区の工事中のトンネル内から、都が管理する橋げたの資材（約３０５０万円相当）を盗んだとされる。 「未払いの給与が現物支給になった」と説明し、金属くず業者に搬出を依頼。代金として現金約１４５万円を受け取ったという。東京地裁で１２日に開かれた初公判の冒頭、被告は起訴内容を認めた。 被告人質問で、検察側は犯行の計画性について尋ねた。被告は今回犯行に及んだ工事現場で働いていた際に

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「ジュースを買いたくて…」　白昼に「橋げた７２トン」を盗み１４５万円で売った男