神戸製鋼所、世界最高効率の冷凍機を開発、発売 - MSN産経ニュース

神戸製鋼所は８日、世界最高効率で最大の冷凍能力を持つインバータ式冷凍機を開発したと発表した。魚介類のおいしさを保つための急速冷凍を可能にし、マグロなどの輸出基地の冷凍庫向けに、平成２７年に２００台以上の販売を目指す。 日本で同型の冷凍機でトップシェアを誇る同社は、従来機の設計を見直し、モーターのサイズを大きくするなどして、従来の倍の冷凍能力を持つ超省エネ・超低温型製品に仕上げた。マイナス３５～４０度の冷気を可能にするため、空気から熱を奪って冷たい空気に変換する冷媒を２段階に圧縮。高濃度の冷媒を冷凍機の周りに張り巡らせることで、高い冷凍効率と大きな冷凍能力を可能にした。 同社の冷凍機の海外売上高比率は現在３０～４０％程度だが、高温多湿なアジアでも高い能力を発揮できる新型機で将来的には６０～７０％まで伸ばしたい意向だ。高炉休止は「唯一の道」 神戸製鋼・神戸製鉄所所長