人間の本質は変わらない 映画「未来を生きる君たちへ」 スサンネ・ビア監督に聞く ＋（1/3ページ） - MSN産経ニュース

予期しない事態に直面した人の葛藤をリアルに描くことでファンの多いデンマークのスサンネ・ビア監督（５１）。今年の米アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞をダブル受賞した映画「未来を生きる君たちへ」では、復讐（ふくしゅう）と赦（ゆる）しという有史以来続く人間社会の重い課題をテーマに据えた。 ■人の心を揺さぶるようなインパクト デンマーク版の原題は、テーマそのままの「復讐」だ。「だけど私の映画のなかでテーマ設定は二次的なもの。まずストーリーとキャラクターが先にあって、いつも人の心を揺さぶるようなインパクトを残したいと考えている。今回はスリラー的な要素も感じさせたかった」。ビア監督はコペンハーゲンからビデオ通話による取材に答えた。 デンマークの学校でいじめに遭うエリアスは、アフリカの難民キャンプに医師として赴任中の父アントン（ミカエル・パーシュブラント）が心の支え。そんなエリアスが、い

[HODGE]

”デンマーク版の原題は、テーマそのままの「復讐」だ”