「２年で高校卒業」容認へ 文科省、飛び入学促す制度創設 - MSN産経ニュース

文部科学省は１日、高校を２年間で卒業して大学入学資格を得られる「早期卒業制度」を創設する方針を決めた。優秀な生徒の得意分野を伸ばして早く大学で学べるようにし、国際社会で通用する人材を育成するのが狙い。来年度の学校教育法の改正を目指す。 既に高２修了で大学に入れる「飛び入学」制度があるが、高校中退扱いになるい上、手続きが複雑で、平成１０年以降、約１００人の利用にとどまっている。 ４月の政府の国家戦略会議では、日本の成長には教育改革が急務との指摘が相次ぎ、小中高校の「６・３・３」制の見直しや、大学入学に年齢制限がない米国などを参考にした検討が文科省に求められていた。 文科省は制度創設により、特定分野で才能を持つ生徒が、大学の専門教育や研究に早くから入れることや、長く海外留学しても就職に支障が出ないなどのメリットを想定している。

[hahnela03]

大学入学に年齢制限がない米国などを参考にした検討が文科省に求められていた。